「常識を疑い、美容業界の問題を解決する」iii(スリー)に、7月からジョインした力丸朋子さん。
明るい人柄、大胆かつ繊細な対話力で、iiiの活動域を拡大する広報を担当しています。
現在はフリーランス美容師としてサロンワークの傍ら、自身で開発した商品も販売。
さらに「女性美容師のキャリア形成」という美容業界の課題解決にも取り組んでいます。
その勉強熱心さと行動力は、iiiの推進力を加速させるはず。
今回はそんな力丸さんにiiiとの未来について聞きました。
◼️きっかけはロンドン留学、フリーランスになって経済的にも精神的にも安定
新卒で入った会社では、2年半でデビューして、8年間お世話になりました。やりたいことに挑戦させてもらったり、本を読む大事さとか、美容師という職業への取り組み方を学ばせていただいて、今でもすごく感謝しています。最終的にトップスタイリストにもなって、次はお店の女性ディレクターを目指そう、会社をもっと良くしていきたいなという気持ちでいたんですよ。
ターニングポイントは、トップスタリストになって、ロンドンにカットを勉強しに行ったときでした。毎年渡英している先輩の、帰ってきた時のキラキラ具合がハンパじゃなかったんです。それを見て私も行ってみたいと思うようになって、ロンドンのヴィダルサスーンの学校に1ヶ月通いました。そこが、もう、すごい衝撃的で! 全世界からいろんな人が来ていて、全く出会ったこともないような人たちがたくさんいる。「世界って広い、私ってすごく狭いコミュニティで生きてたんだ……」と震撼したんです。それから「はたして今の場所で正解なのか?」と思うようになって。頭の片隅にちょっともやもやしたものが生まれて、それがどんどん大きくふくらんでいくような……そのころちょうど会社について悩んでいたことが重なって、もう出ようかな、と辞める決断をしました。2018年の5月、27歳のときでした。
フリーランスになってからは、思ったより順調でした。私はもともとハントで集客していて、そこで培った財産があったし。全部自分で決められることが楽しくて。収入も3倍になって、精神的にも安定しました。サロンワークの他にも自分でスタイリング剤を作って販売もしたりして、自分の思い描いていたように、好きなように過ごせたと思います。