美容師になってから、環境や状況で将来像も変化していく人がいます。
興味が多岐にわたるほど、行動力があればあるほど、いろんな機会に出遭えます。
時には美容師の枠を超えて。
iii（スリー）にもそんな向上心あふれるパートナーがいます。
まだ20代。志高く、美容師の新しい可能性にチャレンジしています。
今回はフリーランス美容師の天ヶ瀬哲平さんを、iii広報の力丸朋子さんに紹介してもらいます。
◼️美容師だけじゃなく、ほかでも結果を残すことに憧れた
―天ヶ瀬さんのフリーランス歴はどのくらいですか？
天ヶ瀬「2年です。今月から3年目になります」
―今はどんな働き方ですか？
天ヶ瀬「基本は週5、6日美容師をやって、なにか必要としてもらえたときにiiiに行くという感じです」
―天ヶ瀬さんが美容師になりたいと思ったのはどんなきっかけだったんですか？
天ヶ瀬「学生の頃はちょうどOCEANTOKYOが流行り始めた時期でした。それまで僕はずっと1000円カットにしか行ったことがなくて、そんなときに三科光平さんに髪を切ってもらったんです。そうしたらクオリティの差がすごくて。それで、一気に美容師に興味を持ちました。そんな体験をしたからこそ、お客様が人生変わったなって思えるような変化を与えられるような美容師になろうと思いました」
―そして美容師になってみて、どんな歩みでした？
天ヶ瀬「アシスタントでサロンを２つ経て、３つめのサロンでスタイリストになりました。そこでは2年半働きました」
―なりたい像に近づいているなあという感じはありましたか？
天ヶ瀬「そうですね。美容師として売り上げを作っていくことに関しては、できてきたのかなと思っていました」
―着実に自信はつけてきていた感じだったんですね。
天ヶ瀬「今は……GOALDの米田星慧さんやiiiの寺村優太さんのように、美容師で一線を走っていたけど、美容師をやりながら違うことをやっている人に憧れがありますね。僕は当時、美容師のゴールって独立しかないのかなって思っていたんですが、お二人はそうではない道を行っている。美容師だけじゃなくても、ほかでも結果を残せることをやっていけたらなと思うようになりました」
―それは、2人に出会ったことで影響を受けたんですか？ それともじわじわ自分の中で芽生えてきた感じですか？
天ヶ瀬「３つめのサロンの代表には店長をやってみる？と言われたんですが、僕はそういうステップアップや独立には興味がなかったんです。美容師の独立以外の選択肢を探していて。僕がすごくカッコいいと思っていたのが米田さんだったから。政治家と絡んだり、学校改革や校則改革をやったりしていて、いち美容師でそこまでできる人って僕は知りませんでした。おそらく僕は当時の店舗でも売上は上げられただろうし、いつか独立もできただろうと思います。でも、それがやりたいことではないんだろうなって自覚もあったんです。それで、それをそのまま米田さんに相談したりしました」
