①少人数制だから、一人一人に質の高い指導ができる
―VRはどのように使っているんでしょうか?
久米村「まず最初に見て、実際にやって、途中でも見ます。まず講師に聞くより自分で見て学ぶ、それでわからないところを聞くという形にしています」

―生徒さんは、それぞれ順調に成長できている感じですか?
久米村「そうですね。Envisionの特徴はVRだけではなく、少人数制を採用していることがあります。そうすることで一人一人の技量に応じた質の高いレクチャーができるんです。生徒数は最大でも1クラスにつき20名にとどめ、それに対して講師は必ず2人が就くような体制を目指しています」

―一年生の生徒さんは、初めてやる作業だったりしますよね? それでもできるようになるんですか?
久米村「それこそがVR+個別指導の効果だと思います。一年生の子が一人いて、彼は本当に一からのスタートでした。最初の1回目はウイッグ慣れ、道具慣れしてない状態からはじめたんです。それが4回目ぐらいになるとちゃんとできるようになっています」

②熱意がある生徒たちが集まって、高めあいながら上達できる
―その生徒さんはどんなみなさんでしょうか?
久米村「美容学校の2年生、1年生、美容系の高校生もいます。バラバラの学校からやってきていますよ。7月からまた増えました」

―生徒さんの様子はどうですか?
久米村「楽しそうです。どんどん新しい技術が学べて、実感が湧いてくるという声をいただいていますね。やはり自分から熱意を持って調べてきてくれている子たちがメインなので、いい競争心も生まれて熱量は高いです」

―今日取材に来て、笑顔がありながら、ほどよい緊張感も感じました。
久米村「そうなんです。意識が高い子たちが周りを見つつ一緒に授業ができるので、レベルが高くなるんですよね。和気あいあいと楽しいだけじゃなくて、テストを設けているので、それを目標に持ってもらうように教えていますし」

―なるほど。
久米村「さっきお話しした一年生の生徒も、周りの子たちは二年生でできる子たちが集まっているので、みんなに引っ張られるように成長していますよ」
③自主練習の必要性も伝えて、成長速度をアップさせる

―そのほかに指導方法の特徴はありますか?
久米村「生徒さんには毎回振り返りシートといって、自分ができたところ、できてないところなどを書いてもらっています。それを講師が見て、次の授業の時に声をかけてあげています。その人それぞれに的確ですし」

―自分に寄り添ってくれている感じがしそうですね。
久米村「それとEnvisionでは、2時間のカリキュラムだけじゃなくて、自分から練習する必要性も教えています。自主練もして成長していくんだよ、と」

―どういうことでしょうか?
久米村「授業の2時間でうまくなるのではなく、ちゃんと自主練をしよう、うまくできなかったことが次回できるようになろうよと。このあたりは学校とは違う特徴だと思います」

―では、ここに来た以外でも練習しているということですか?
久米村「自分から意欲的に、常に発見をしていけるような姿勢をもつことが大事です。それで授業に来た時に、自主練の成果や気づいた疑問について、講師から指示や指摘をします。そうすることで成長速度が全然違うんですよ」