「髪を切らない美容師」が届ける、本当の“キレイ”

最後に、これから美容師の世界に入るあなたへ。

「美容師は、すごく良い資格です。取得するのも大変だし、大人になってから取ろうと思っても相当難しい。人の肌に触れられる資格だから、もし美容師として続かなくても、この資格はあなたたちの人生の糧になるということを伝えたいです。」

選ばれる美容師になるために必要なのは、“施術(技術)の外”にも視野を広げること。

店販も、発信も、そのひとつだ。

「あなたが本気でお客様の髪をキレイにしたいなら、商品を届けることも立派な美容師の仕事です。まずは、“それも自分の大切な役割だ”と、マインドを切り替えてみてください。そこからきっと、新しい景色が見えてきます。」

外側はクール、内側はマグマのように熱い木村さんでした。

きむさんの一問一答

色々な角度から木村さんの価値観を深堀り。共通点やマネできることが見つかるかも…!

Q. 最近の自己投資は?

A. カメラと社員のパソコン。気づいたらカメラや映像を勉強しています。

Youtubeの収益で購入した一眼レフで撮影。
出展:木村さんのX

Q. 好きなご飯は?

A. 我慢して食べるご飯。誰かとご飯に行くときも、あえて一日お腹空かせた状態で食べに行って、絶叫する。

Q. 睡眠時間は?

A. 8~9時間睡眠でロングスリーパー。高校3年生の時に体調を崩して、健康の大切さが身に沁みて分かりました。なので、寝るために仕事をしています。

早起きするためにタイムカードを取り入れていた時期もあるそう。
出展:木村さんのX

Q. 学生時代に得意だった教科

A. 美術。描いたり作ったり、芸術・創作が好き。数式が効かないから、答えがないし、覚えることもないからいい。突き詰めるタイプで、例えばコーヒーも自分で焙煎して、自分でデザインしたパッケージに入れて販売もしています。

きむさんが考えるVR教育
実は、iiiのVR事業が立ち上がった当初からVR教育の行く末を見守ってきた木村さん。木村さんが通っていた学校は生徒数が特に多く、1クラス100人ほど。担任と副担任の2人で、技術(手元)がほとんど見えなかったそう。 「自分の体感では、家だと8割がのんびりモードで、本当に集中できているのは2割くらい。でもVRをつけると、目の前の景色が“教室”に変わるんです。その瞬間、自然と背筋がピンと伸びて、頭も体も丸ごと学習モードに切り替わる感覚があります。 家ではなかなか自分を律しきれなかった部分が、VRを装着するだけでスッと切り替えられる。学習効率の高さを実感していますし、この技術には、教育の常識を大きく変える力があると感じています。」 

sponsored by TANGLE TEEZER JAPAN

Writer・interviewer/角折美由紀(TANGLE TEEZER JAPAN

interviewer/力丸朋子(iii)

Photo/クボタ アヤカ

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