COAのVR撮影現場潜入レポ!!

【COAのVR教育導入成果】

ヘアサロンでいち早くVRを、アシスタントの教育カリキュラムに導入したのがCOA。アシスタントの育成は、サロン経営、将来像までにつながる重要事項です。VR教育担当チームの石井和輝さん、ゆうだいさんに、VR教育がもたらす成果をあらためておしえていただきました。

石井和輝さん @coa_ici
ゆうだいさん @yudai_bob

◼️8時間の受講で小西の前髪カット&スタイリングが美容学生にできてしまった

―VRを導入してどのくらいになりますか?

ゆうだい「今4年目です。接客マナーから、全ての技術をVR化しています。今はカットカリキュラムに入っていて、メンズカットとロングのカットを撮影して終わりになります」

―そもそものきっかけはどういうことだったんでしょうか?

ゆうだい「2016年ぐらいからVRに取り組んでいたiiiの寺村さんが、友人関係だったうちの青木(COA代表)にVRでカリキュラムを作らないかと声をかけてくださったのがきっかけです。もともとVRの前にインスタグラムの動画コンテンツで作成してやっていたものから、置き換えになるような形で進めています」

―導入まではスムーズでしたか?

ゆうだい「最初はまずカリキュラムとして取り入れるのではなく、代表陣の前髪カットとスタイリング技術を収録して、それを美容学生に実践していただいたんです。ベルエポック美容専門学校にご協力をいただいて、一ヶ月間1コマ2時間の合計8時間やらせていただきました。すると、うちの小西(COA代表)の前髪カットとスタイリングを、受講した美容学生が同じようにできてしまったんです。それで「これ、すごいね」と。青木がすべてのカリキュラムをVRにすると決断して、2021年のオープン前ぐらいからスタートしています」

◼️①時間場所に縛られず学べる ②質を落とさず技術が爆速で習得できる

―あらためてVRを使った効果を教えていただきたいのですが。

ゆうだい「ひとつめが、質を落とさずに技術の習得スピードを上げることができることです。例えば縮毛矯正は合格まで一年半から二年かかっていたんですが、今はもう半年ぐらいで合格する子たちが現れています。VRによって濃い教育時間を過ごすことができ、質を保ちながらカリキュラムのスピードを上げることができています」

―パンフレットにある4倍速が実証されていますね。

ゆうだい「ふたつめが、トップスタイリストの時間を奪わずに、いつでもどこでも質の高い教育を統一して提供できることです。店舗展開をすればするほど、トップスタイリストの一流の技術を学ぶ機会が減ってしまいます。トップスタイリスト自身も忙しいので、教えたくても教えられない。それがVR教育であれば、空間と時間に支配されずに学ぶことができるんです」

―アシスタントのみなさんは、実際にはどういう使い方をされていますか?

石井「例えば営業後、営業中の休憩中も全部含めて、お店のどこでも練習ができています。従来は教える先輩が必要なところを、教える先輩はVRの中にいるので。どの技術も合格レベルまでいくのは、従来は本当に大変なところだったんですが、そこまで一人で練習して、合格レベルを目指すことが可能です」

―ゴーグルは1人1台提供されているんですか?

石井「各サロンに14台あるので、それをみんな自由に使います」

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