今回は「美容業界の問題を解決する」iiiの活動の最深部のひとつ、技術VR撮影現場にご案内します。
VRを美容業界に導入したiiiの独自の撮影技術なので、シークレットの部分があるのはお許しを。そのイメージだけでもお伝えできればと思います。

取材班が訪れたのは、9月某日のCOAの教育カリキュラムの撮影現場。当日は、メンズカットの撮影が行われました。

VR撮影は、対象に対して正面から撮影するという通常のカメラの撮影方法ではありません。カメラは360°撮影するので、同じ空間にスタッフがいると映り込んでしまいます。セットには撮影対象者だけがいるかたちになります。

カットを担当するのはトップスタイリストの石井和輝さん。ウィッグに施術をする石井さんを軸に機材をセットします。VR撮影用の360°カメラのほか、補助視点用のカメラなど複数台、さらに照明をセットします。

カメラとの距離、角度を正確に測りながらセットを組みます。仕上がりに大きく影響するポイントなので、細かい調整、計測はもちろんですが、スタッフ全員に共有して準備します。

準備ができたら本番へ。本番は石井さん一人がセットの中に残り、スタッフは別室へ移動して、モニターで確認します。これもVRならではの撮影方法です。

撮影は通して進めるわけではなく、行程に分けて行います。おそらくみなさんが想像されるよりも細かく行程を割っていて、撮影→確認→撮影→確認を繰り返していきます。

その行程割りでキーになるのが、この台本。COAでは撮影チームが独自で台本を作り、それに沿って撮影します。

以上のように、繰り返し丁寧に撮影していきます。この日はおよそ8時間、じっくりと取り組みました。時間はかかりますが、その綿密さの分、ハイクオリティな動画が仕上がります。技術VR動画は画質や画像の品質だけをとってハイクオリティをうたうわけではありません。教育を受ける側に必ず伝わること、それを見て短期間で技術をマスターできるという結果をもって初めてハイクオリティといえます。

iiiでは、COAの教育カリキュラムVR動画をはじめ、美容専門学校での授業、即戦力美容師養成講座Envisionにおいて、他の追随を許さない成功実績を積んでいます。その確かな実績のもとに生み出されたハイクオリティは、必ず美容業界の課題を解決する一助になると確信しています。